ある学校の先生と話していて、非常に印象的な一言を言われました。「そもそも勉強好きで、自分でできる子は、塾には行ってないですよね。」その通りだと思いました。これは、どのようなことでも同じですが、結局自分でやることを決めて、自分で続けてやることができる人が、結果を出していく。例えば、ダイエットで考えましょう。ダイエットをしようと思ったら、自分自身が健康的な食習慣を保ち、適度な運動を続けることで達成できます。でも、一人だとなかなか続かない。だから、他者からのアドバイスを受けることで、より効果的にできたり、面倒になって挫折してしまうのを防止できたりします。
勉強も同じです。まずは、メインの学校の勉強をきちんとやることです。学校に通っている人は、学校の時間の中でできる限りのことをやるほうがいいです。本来は、学校できちんと勉強できていれば、塾などは必要ありません。しかし、集団型の授業を受けていると、その授業のレベルが自分に合わないことがあります。そうすると、その教科が得意な子にとって授業は簡単すぎて伸び残しがでてきますし、苦手な子にとっては伸び悩みがでてしまいます。そうすると、自分で勉強することが必要になります。
自分で勉強する場合には、自分に適した教材を選ぶことが大切です。参考書や問題集は、様々なレベルに合わせて市販されていますので、自分に最適なものを選ぶことができます。インターネットには、授業の動画教材が、有料から無料のものまで数えきれないほどあり、自分の好きな先生を選ぶことができます。それらを使って自分で学習していくことができる環境はあります。それでも、途中で挫折してしまうことがあります。だから、塾はそのサポートをするだけでいいのです。教材を使って自分で勉強するための支援をする、それ以上のことをやってしまうと、自分でやらない子どもたちを育てることになり逆効果です。
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