7月は、学校生活の中で一区切りがつく時期ですね。日本の学校は1学期が終了して夏休みに入りますし、インターナショナル校では年度が終了したところが多いかと思います。「これまでの学校生活の振り返りはできていますか?」この時期にこそ、振り返りの時間をきちんととってもらいたいと思います。
日本の大学入試改革では、高校時代の学校での活動や、学外の活動を評価しようという動きが進んでいます。具体策としては、文部科学省は高大接続ポータルサイト「JAPAN e-portfolio(ジャパン e-ポートフォリオ)」をすでに構築しています。このサイトでは、高校生活における学校の授業や行事、部活動、取得した資格・検定や、学校以外での活動成果を記録し、今後の学び・成果につなげていくためのふりかえりと、蓄積した「学びのデータ」を個別大学の出願等に利用することができます。(※HPより引用)
これにより、校内での研究活動やフィールドワークへの取り組み、生徒会活動・部活動での活動実績、校外でのスポーツ、文化・芸術、アカデミック、ボランティア・コミュニティ活動などを記録して、大学入試の推薦・AO入試の出願時に利用しやすくなります。
平成30年度は、国公立大学で入学者数の15%、私立大学では50%が推薦入試・AO入試により入学しています。(※文部科学省のHPより)今後の入試改革で、学力も含めて、推薦・AO入試を行うことにはなりますが、今後は活用がさらに進むと考えられます。
この流れが進むと、他の人と同じような活動は、みんながやっていることになります。他の人と同じ活動を、他の人と同じように蓄積していっても、同じ経験をしている大勢の中の一人です。だからこそ、子どもたちが自分の頭で考えて行動し、自分の成長をしっかりと感じる振り返りを行うことが大切です。この期間を活用して、子どもたちと対話をして、これまでの活動を振り返り、人にはできないその子どもなりの行動を出来ているか確認してみるのは、いかがでしょうか。シンガポールでの経験を、きちんとまとめたいということであれば、サポートも致します。お気軽にお問い合わせください。
Comments