先日、講演を聞かせていただいた小林さやかさんの先生である坪田信貴の著書「才能の正体」(幻冬舎)を読んで、感じたことを共有させていただきます。
全ての子は成長したい
勉強が出来るようになりたくない子はいないはずです。みんな、勉強が出来ないよりは出来たほうがいいと思っています。でも、周りの人から、「○○に合格した」「テストで○点だった」と結果だけをみて評価をされていると、このことを忘れてしまいます。勉強は、結果を求めるためだけのものになり、結果を出せそうにないと少しでも感じたら、そもそもやらないという思考になります。
伸びたことに注目する
勉強するためには、まずはこの状態を脱しないといけません。とりあえず、やってみる。どんなことであれ、どんな期間であれ、まず行動することで、行動した結果の経験値がたまり、行動しないままの自分よりは成長しています。つまり、「やれば、必ず伸びる」。これを、「やれば、出来る」としてしまうと、結果を見ていることになります。「やれば、出来る」を繰り返すと、やっても出来ないことも起こります。結果は、自分ではコントロールできないからです。これは、私も気をつけなければなりません。結果ではなく、伸びたところをみてあげる。そして、褒めるということです。
コツコツ続けるしかない
突然、勉強ができるようになんてなりません。コツコツと努力を続けることだけが、能力を伸ばす秘訣です。成績が伸びない、勉強が嫌いだという子は、その子にあっていない学習法を続けている可能性があります。その子にあった学習法を一緒に探し、とにかく少しでも伸びているところを見つけ、褒めてより伸ばしていく教育をコツコツ続けていくしかありません。その努力を継続していくためには、それを評価してあげる存在が必要です。保護者の方も同じ方向を向いて、伴走してあげましょう。
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