2019年10月12日22回 不登校の現状小中学校での不登校 文部科学省の平成29年度の調査により、小・中学校における不登校児童生徒数は、14万4千人(前年より1万人増)と分かりました。全体に対する割合は、1.5%で、少子化が進む中、過去最高の割合になりました。...
2019年10月12日23回 教えない授業教育の目的 教育の最終的な目標は、有名な学校に入学させるとか、収入の高い仕事につかせるとかではなく、子どもたちが人生において「自分で生きていく力」を身につけさせることです。今までの学歴だけあれば、その後の人生が保証されているという人生のモデルは、現代において大きく変わってき...
2019年10月12日21回 レジリエンスレジリエンスとは レジリエンスという言葉を、私が日本にいた6年前に初めて耳にした。簡単に言うと、逆境に立ち向かう力である。世の中において、すべてのことが自分の思い描いたように進むわけはない。失敗して、挫折しそうになることもたくさんある。それを乗り越えて、次の挑戦をしていく力...
2019年10月12日20回 答え合わせで成績が分かる子どもたちの学習を見るときに大切なことの一つは、自分で解いた問題に対して、自分で丸付けが正確にできるかどうかです。間違った問題を、自分で間違ったと認めることができるかが、勉強ができるようになるための最初のステップだと考えます。...
2019年10月12日19回 宿題の考え方塾や学校において、全員が同じ宿題をやることは、その子の学習にどれだけの意味があるのでしょうか。多くの大人たちがやっているように、子どもたちの将来において、やらなければならないことをやる力、期日を守り要求された形式をきちんと満たして仕上げるという力は大切です。その反面で、その...
2019年10月12日18回 日常から脱する日本人学校では、多くの生徒との別れがあった。毎月のように転出していく生徒がいた。中学校全体で、1年の間に、約100名の生徒が転出していった年もあった。転出の際には、色紙を渡すこともある。そこには、生徒たちがみんなのコメントを集めるわけだが、私もコメントを頼まれることが何度も...
2019年10月12日17回 大人の責任目線を下げる 私が教員として働きだした最初の年に、尊敬する先生から言われて、今でも心に残っている一言があります。それは、「あなたの伝えたいことは何?子どもと関わるときに、大人が目線を下げないでどうするの?」という言葉でした。教員1年生だった私は、自分の伝えたい思いばかりがあ...
2019年10月12日16回 活動で自分の価値を高める7月は、学校生活の中で一区切りがつく時期ですね。日本の学校は1学期が終了して夏休みに入りますし、インターナショナル校では年度が終了したところが多いかと思います。「これまでの学校生活の振り返りはできていますか?」この時期にこそ、振り返りの時間をきちんととってもらいたいと思いま...
2019年10月12日15回 Howで考えるWhy? 期待した結果を得られなかったときに、「なぜ私は、、、」と、Why型で考えていませんか?出来なかったことに理由を求めて、次回はよい結果を得ることだけに集中してしまう。このように考えてしまうと、どんどんと結果だけを見てしまうようになります。しかし、どんなに頑張ったとし...
2019年10月12日14回 アウトプット型学習教えない授業 学校に勤務していた時は、以下のような授業をしていました。クラスを4人以下のグループに分けて、毎回その授業時間で解決すべき質問を提示します。子どもたちは、自分で教科書を読み、その質問への答えをまとめていきます。基本的には、教科書に載っていることを解釈できれば答え...